新時代に相応しい高校生英語塾を目指して

時代を先取りする形の高校生英語塾を立ち上げました。

http://treebell-ivy.com/highschool.html

文科省はスピーキングを含めた英語のテストを開発して再来年から中学、高校に導入方針です。それに合わせる形で5年後の入試にスピーキングを入れる方向です。

これは方向性としては大変好ましいものだと思っています。スピーキングは他の3スキルを下支えしているからです。それ抜きのリーディングやライティング、そしてリスニングはなかなか伸びていきません。

例えば冠詞ですが、何年間にもわたりかなりカバーしても、冠詞を使ったセンテンスを生徒に使わせてみれば相当ガタガタであることが分かります。スピーキング中心ではそれは有り得ません。スピーキングスキルは、読みと違って英語のより深い理解とインプット・インテイクを求めるからです。

私たちのこの新しい英語プログラムは、米国務省アイビーリーグの大学の超異言語プログラムの行なっている考え方・方法と同じで、スピーキング中心に英語の4スキルをバランスよく習得していくというものです。

グラマーの詳しい説明があり、スピーキング中心の勉強が可能な『完全マスター英文法』がメインのテキストです。英語のコミュニケーションのやり方など英語文化を扱った『完全マスターナチュラル英会話教本』もサブテキストとして使います。

私たちの英語塾は、大学入試のレベルを超えたTOEFL iBTの受験出来るレベルにすることも目的ですので、リーディングとライティングもカバーします。英語の4スキルをテストするTOEFL iBTは、留学のみならず公務員試験など(一部の大学入試にも)に使われる可能性があります。それと、来年から日本上陸のTOEFL junior comprehensive(やはり英語の4スキルをカバーしており、受験料は4千円ほどで、日本で急速に広がる可能性があると思われます)はいろいろな学問分野、つまりアカデミックイングリッシュを扱っています。

なので、英語のリーディングでアカデミックな内容、自然科学、社会科学、人文科学分野を扱う必要があります。これは当然高校生が学んでいる科目に密接に関係あるし、大学に入っても一般教養で勉強する内容です。私たちの塾では、例えば生徒が学校で今「太陽系」について習っているとすると、リーディングのトピックで「太陽系」をカバーし、高校でのクラスの予習か復習になるようにしています。

そのリーディングのためのテキストプックですが、私たちは紙のテキストブックを中心には使いません。ネットで英語での情報が無限にある時代になっており、紙のテキストは古風になりつつあります。たとえばネットではwiki juniorやsimple English wikipediaがありますが、英語力がまだ限られていてもこのレベルの英語はかなり大丈夫です。自然科学、社会科学、人文科学からのさまざまな分野をカバーしており、細部に渡っての項目に分かれています。

例えばSolar Systemのintroductionでは以下のようになっています。https://en.wikibooks.org/wiki/Wikijunior:Solar_System/Solar_System
イラストや写真が充実しており、テキストよりかなり充実した内容です。それぞれのトピックがほどよい長さで読み切りになっています。英語の勉強になるのみならず、学校の勉強の助けになるし、TOEFLを受験する場合圧倒的に有利です。

私たちの塾の特長は、グラマーのセッション以外は英語で行なう直接法です。『完全マスター英文法』を使ったスピーキング中心の圧倒的な量の英語のインプット・インテイクでオーラル英語習得を進めていき、リーディングのセッションが英語でのやりとりが可能になって行きますので、リーディングのセッションは日本語ではなく、英語で行なえるのです。つまりリーディングで、「話す」「聞く」の復習となり、「書く」ための予習となっています。

2時間のクラス時間は『完全マスター英文法』を使ったオーラルスキルアップのセッションが5分の2、英語でディスカッションするアカデミックリーディングのクラスが5分の2、残りの5分の1は日本語でのグラマーのセッションです。クイズがあり、オーラルテストもあり、ライティングの宿題もあります。

高校3年生時は、大学入試の英語のテスト対策、TOEFL iBT受験対策がかなり入ってきます。しかしパターンは同じで『完全マスター英文法』でスピーキングのスキルを上げながら、受験のテスト対策をします。冒頭に述べたように、スピーキングのスキル向上がベースにないと、リスニング、リーディング、ライティングのスキルアップはなかなか難しいからです。